• Wed.07.24.2013

『海辺の生と死』


『海辺の生と死』(島尾ミホ 著/中公文庫)の新装版カバーと帯のデザインをさせていただきました。

[宣伝文より]
幼い日、夜ごと、子守唄のように、母がきかせてくれた奄美の昔話。南の離れ島の暮しや風物。慕わしい父と母のこと——記憶の奥に刻まれた幼時の思い出と特攻隊長として島に駐屯した夫島尾敏雄との出会いなどを、ひたむきな眼差しで心のままに綴る。第十五回田村俊子賞受賞作。〈解説〉梯久美子
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*詳しい内容は中央公論新社のHPをご覧ください→

私が生まれ育った与論島は、島尾ミホさんが過ごされた奄美大島より南の奄美群島に属します。方言や文化、風習なども近く、過去に何度か訪れていて馴染み深い土地でもあります。
島尾伸三さんから自由に使ってくださいとお預かりした、たくさんの写真。選ぶ作業にもついつい熱が入り、故郷を想いながらデザインを考えることができた幸せな時間でした。
明るさだけでなく神秘的で暗さも同居する、島独特の雰囲気が伝えられるデザインになっていれば幸いです。







  • Mon.07.22.2013

『きのこ文学ワンダーランド』


飯沢耕太郎さん監修、玉木えみさんのイラスト満載の『きのこ文学ワンダーランド』(DU BOOKS 刊)のブックデザインをさせていただきました。
絵本、コミック、アート、グッズ、クッキングまで、きのこ愛に溢れた一冊です。

A5サイズ/128ページ/並製
*詳しい内容はDU BOOKSのHPをご覧ください→


どこを開いてもきのこ尽くしですよ〜。




〈きのこ×文学〉ワンダー★ランド~きのこ文学の森へようこそ!~展が、町田市民文学館ことばらんどにて開催中です(9月23日まで)。こどもから大人まで楽しめるイベントも満載。ぜひ足をお運びください。→







  • Sat.07.20.2013

「田んぼへ行こう‼ 2013年」チラシ&ポスター

お知らせが遅くなりましたが、本年度も十日町市地域おこし実行委員会フェデックス特定非営利活動法人 JEN(ジェン)の共同プロジェクト「田んぼへ行こう‼」のチラシとポスターのデザインをさせていただきました。

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再生の原点は地震でした。ここに暮らす人びとは、ずっと里山の暮らしを守ってきました。
中越大地震(2004)によって、大きな被害を受けた十日町市の池谷・入山集落。震災後2世帯が集落を離れ、高齢4世帯を含む7世帯の住民は、当時、村を捨てることも考えたと言います。

「村の灯りを絶やさない」。集落の存続と再生。当初は誰も想像できませんでした。十日町市地域おこし実行委員会は、国際協力NGOジェンの協力を得て、2005年から、この集落へボランティアを受け入れてきました。ボランティアの力で集落は活気づき、今では、若い移住者や子どもも増えました。

「田んぼへ行こう‼」は、今年で6年目。集落の大事な収入源、4年目となる“湧水で育てる農薬・化学肥料不使用はざかけ米”が、もっとたくさん収穫できるよう、みなさんの力をかしてください。

山あいの静かな集落から、日本一元気な集落へ。大きな夢と希望を発信!参加者大募集!(チラシより)
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「田んぼへ行こう!!」は既に予約で埋まったようですが、十日町市地域おこし実行委員会主催のイベントやボランティアも募集しております。詳しくはこちらをご覧ください。→


[ポスターA3&B2]

昨年の9月に初めて池谷を訪れ、農作業のお手伝いをしました。カンカン照りの中、汗だくになって収穫した茄子の感激するほどの瑞々しさ! 澄んだ空気と緑の香りを胸いっぱい吸込み、美しい星空の下でのバーベキューも最高でした。今年こそは稲刈りなども挑戦したいです(田植えには間に合わず…)。